太子道

太子道をゆく聖徳太子
わが町は、奈良県で一番(全国でも2番目)面積の小さい町です。
そんな町の真ん中を、聖徳太子が住居のある法隆寺から飛鳥の宮に通ったという太子道(「たいしみち」または「たいしどう」)が今も残っています。
その道を、聖徳太子が愛馬の黒駒(くろこま)に乗って、家来の調子麿(ちょうしまろ)を引き連れて行く姿を描いてみました。
向かって右側のエノキ(ヨノミの木)は今では切られてしまいましたので、在りし日の様子も描いています。
その木の根元にあるお地蔵さんは「木抱かれ地蔵」長い年月で木に包まれつつも残っています。
またお辞儀をしている女性の髪にさしてあるのは「あざさの花」で万葉集に三宅の原とともに詠まれた花です。
6月から11月ごろまで咲く小さく可愛い黄色い花です。この花が今も咲いているところを季節によっては見ていただくことが出来ると思います。